人生最大のイベントとも言える出産。
2人目以降の出産となると、出産入院中の間、上の子の心配も出てきます。
上の子が小学生になると、出産入院中の間だけ学校を休ませるわけにはいかないと考える親御さんも多いのではないでしょうか?
そのため、里帰り出産できないことなどで、出産入院を夫婦だけで乗り切ろうと考えている人も少なくないと思います。
小学生の上の子がいる場合、どのようなことが心配になるのでしょうか。
その心配事にどのような準備をするのでしょうか。
また、いつまでに備えているのでしょうか。
ここで確認していきたいと思います。
出産入院で上の子が小学生の場合に心配なことは?
小学生になると、幼稚園・保育園のときとは違った心配事が出てきます。
陣痛が始まった場合の心配事
・預かり先は?日中は?夜間は?
・病院へ一緒に連れて行く?
・一人でお留守番できる?
朝起きてから学校に行くまでの心配
・朝起きられるかな?
・朝ご飯ちゃんと食べるかな?
・遅刻しないかな?
・天気の悪い日も一人で行けるかな?
入院中、学校から帰ってきてからの過ごし方の心配
・食事はどうする?
・お風呂は?
・宿題するかな?
・翌日の学校の準備はできるかな?
・早めに寝るかな?
・さみしくて泣かないかな?
小学生になると、ある程度自分の身の回りのことはできるようになっています。
低学年か高学年か、男の子か女の子かによってなどでも心配になる部分は違ってきますね。
出産入院に備えて上の子が小学生の場合に準備することは?
陣痛が始まったときの預かり先
平日の日中でしたら、学校に行っているため、学童保育を申し込んでおきましょう。
夜間は、一緒に行くか、高学年でしたらお留守番もできると思います。
ご近所で親しい人や、親しい友人が近くにいる場合は「頼ることがあるかもしれない」と伝えておくとよいでしょう。
また、ファミリーサポートなどの利用できる地域にお住まいの方は申請しておきましょう。
また、陣痛が起きたときに子供が動揺することもあります。
出産のため入院することについて子供にあらかじめ説明しておきましょう。
土日など夫が休みのときは一緒に病院に行くほうが安心すると思います。
朝学校に行くまでについて
朝は誰でも何かとバタバタしてしまいがちです。
出産入院中も父親だけで自分と子供の分の準備もするとなると大変ですね。
できれば子供に「自分のことは自分で」できるようになってもらえると、大分負担は減るのではないでしょうか。
まずは、目覚まし時計の使い方を覚えてもらいましょう。
朝起きてからやることをやることをリスト化しておくとよいでしょう。
例
○時~目覚まし時計を止める。
△時~顔を洗う。
□時~朝ご飯を食べる。
×時~トイレに行く。
◇時~登校。
子供が学校から帰ってきてからやることは?
朝起きたときと動揺に、学校から帰宅後にやることをタイムスケジュールのようにリスト化しておくとスムーズに行えると思います。
例
○時~宿題をやる
△時~夜ご飯を食べる
□時~お風呂に入る
×時~はみがき、寝る
出産前からこのように習慣化しておくと、入院中もスムーズに行ってくれるのではないでしょうか?
食事について
子供の栄養面も心配です。
入院期間が数日とはいえ、毎日お弁当というのも心配ですね。
できる限り作り置きを冷蔵、冷凍で保管しておくと安心です。
その際、電子レンジの使い方の説明、火は絶対使わないなどの約束をしておきましょう。
お風呂について
小学生となると一人で体を洗うことはできるようになっていると思います。
お湯の沸かし方が「ボタンを押すだけ」など簡単な場合は、沸かし方も説明してこの機会に沸かせるようになってもらいましょう。
お留守番するときの約束事
何かあったときのために電話の使い方を覚えていたほうが安心です。
家の電話の使い方を覚えてもらうことや、キッズ携帯を持たせることもありかと思います。
子供が寂しくなってしまうとき
小学生ですと、ある程度我慢もできるようになってきています。
とはいえ、やはり母親が家にいないとなると寂しく感じるのではないでしょうか?
我が家の場合も上の子がお見舞いに来てくれた時、病院の窓から見送ったのですが、
いつまでも手を振っていたのは一番上の子でした。
口には出さずとも、やはり寂しいのだなと感じる場面でした。
出産前は、上の子との時間をたっぷり作って関わってあげるといいと思います。
寝る前に絵本を読む、それだけでも子供は満足するのではないでしょうか?
出産入院で上の子が小学生の場合の準備はいつまでにする?
学童保育の申請
陣痛が始まったときに備えて、学童保育の申請をしておきましょう。
申請時期はお住まいの自治体に確認する必要があります。
産前2ヶ月と産後2ヶ月まで利用できるところがほとんどだと思います。
産前2ヶ月から利用できるように、妊娠7~8ヶ月には申請できるようにそなえたいですね。
やることリストの作成
起床後と帰宅後にやることをリスト化し、子供にリストを見て行動できるようにしてもらうための準備としては、
できれば安定期に入って、自分の体調が良い時から少しずつ始めていけるといいと思います。
やることをリスト化し、子供が習慣化するのには時間がかかると思います。
出産までの間にリストを見ながらスムーズに行えるようになってもらいたいですね。
食事の作り置き
臨月に入る頃から、翌日のご飯を作り、前日のご飯を食べるようにします。
冷凍できるものはして、1~2週間前に作ったものは食べるようにして、新しく作ったものと入れ替えで冷凍していきましょう。
まとめ
出産入院は短くても4~5日は入院することになります。
子供にとってはとても長く感じるのではないでしょうか?
まずは無事に出産を終えることが一番です。
出産入院中の間、上の子にとってもできるだけ不安を少なく過ごせるように備えていきたいですね。